昔の民族派右翼機関紙より その6 朱光 老害金丸信の売国外交を喝破す


「コメ」と北朝鮮問題を明確に区別せよ

またも”国”を売るのか

金丸信は引退すべし

政府主脳の醜態に猛省を促す

 

本紙は平成3年(1991年)7・8月合併号ということで今から30年近く前の記事です。

海部首相(当時)のウルグアイラウンド打開のため、コメの部分開放を金丸信を特使として訪米させ、北朝鮮問題も話し合うということでバーター取引が展開されることに憤慨しています。

当時は海部首相が「コメの開放はない」と明言していた時期でした。

その前年、金丸信が訪朝し、金日成主席と「米朝の橋渡しをする」と大見栄を切ったものの、米国側は「コメ問題と北朝鮮の核査察問題と一緒にしてもらっても困る」と全く意に介していない状況だったのです。

このような国家百年の課題であるコメ問題を一介の年寄り政治屋に任せて良いのか、と特使に任命した海部首相にも苦言を呈し、金丸信は政界を引退すべしと主張しています。

 

その下には「口軽女クレッソンの日本叩き」と題して

 

「日本は米欧共同の敵。日本人は夜も眠らず我々をやっつける方法を考えている」

「日本は征服を目論んでおり、われわれとは違う世界の住人だ」

これらは5月16日、フランスの首相に就任したエディット・クレッソン女史の言行録の一部である。

日本人を「蟻」とも「黄色いチビ」とも言い放つこの女史に日本外務省が抗議したところ、彼女の反応は次の如くであった。

市場問題で何の教訓も与えられない国からの批判なんだ受け入れられない。救いようのない国の非難は受け入れられない。

(中略)

しかし、われわれが彼女に方言に過敏に反応することは彼女の術中にはまりかねないであろう。彼女の対日批判はECにフランスを売り出すポーズであり、さらにはフランス国民の受けを狙ったものであることは明白であるからだ。

とし、「極めて戦略的な発言であるということに留意しなければならない」と締めくくっています。

 

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