丁半バクチ摘発

稲川会系賭場 神奈川県警高津警察署

踏み込む前に丁半賭博の基礎が

捜査員の間で何故かレクチャー

されています。

おそらくあまり詳しくない署員も

混じっていたのでしょう。

サイコロを押収するのは当然ですが

客と開帳者がセットで確保されないと

事件として立件することは

できません。

丁半賭博はサイコロ賭博のうち

もっとも著名で、しかも過去に

おいては典型的な鉄火賭博の

方法でした。 しかし、最近は

昔日の面影はなく

あまり行われていません。

勝負は張り手どうしが

丁側と半側に分かれて行い

また壺振りは張り手が右回りに順番に

交代して行います。

ただし開帳者だけが壺振りの

所もあります。

勝負としてはサイコロ2個、

壺ざる、盆ござが必要で

盆の中央に線を引き中盆の座る側を

半とし 張り子は盆の周囲に座り親は

丁側の中央に位置し中盆に相対して

座るのが一般的な形とされています。

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丁半博打場手入れ 盆屋バラシ

この映像は関東ということで本格的な

博打場で丁半博打をやっています。

関西で丁半ばくちといえば

西成あたりの街頭賭博

が一般的でした。

しかも西成警察のある通りで

やっていましたし、もちろん

警察も分かっていましたから

共存共栄していたといってよいでしょう。

こういうところでは、あんこと呼ばれる

労働者相手ですから100円玉を張ることも

多いため、寺銭をいちいち取れませんから

1,1と1,6の目が出たときは総取り

つまり、丁に張ってても半に張ってても

金をとられる、取り決めを

していました。

映像にある関東の本格的な丁半ですと

「番テラ5分」といって勝負ごとに5%

取ったり、ビリといって

1,6や2,5や3,4

ゾロ目が出たときだけ1割取ったりしていたと思います。

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シノギは本引き博打や

前回までは、やくざ者にしてはちょっと変わった事

をしていたというお話をしました。

今回は、これぞ日本のやくざ、博徒というお話をしたいと思います。

博徒といっても、さまざまな形態があり

公営ギャンブルのノミ専門のところもあれば、

私共のように手配かけて手本引きするところもあります。

また、常盆といって、毎日または曜日を決めて

一定の場所で賽本引きしているところ、

野球賭博(トトカルチョ)専門のところや、

それらを全て万遍なくやっている所もありました。

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