結局刑事事件にはなりませんでしたが、脱税事件として取り上げられるようになりました。
その舞台は前回記事に書いたダンプカーの民家突入騒ぎのあった大阪市都島区東野田の土地でした。
八尾市の中堅建築請負業金井組が、地上げした約260平方メートルの土地と2階建ての建物をライト社に21億6千万円余りで売却。
その際、両社の間に架空の会社が介在したように装った契約書を作成し、8億円余りの売却益をごまかしていたというものでした。
大阪国税局は、金井組を強制捜査し4億2千万円の所得隠しの法人税法違反で、大阪地検に告発。大阪地検は金井組と金井社長を法人税約1億7千万円を脱税したとして在宅起訴した。
また金井社長は大阪市平野区内に法定限度を越えた容積率のワンルームマンションを建設したとして、建築基準法違反容疑で大阪府警に検挙され、大阪地裁で公判中でした。
大阪国税局は、ライト社に対する税務調査も実施。
2年間で法人税約1億5千万円をごまかしていたとして、重加算税を含め約1億7千万円を追徴課税。
従業員数人の無名の不動産業者が巨額のお金を動かし、警察や自治体幹部に食い込めた背景は・・
なぜ、大手都銀の三和銀行が支援するのか・・
ライト社とはどんな会社だったのでしょうか・・
(次回に続く)
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