三和銀行系東洋不動産(東洋プロパティ)
中之島公会堂のある大阪市北区中之島をライト社が手がけたのは、大阪市が大阪大学移転跡地を中心に近代美術館、舞台芸術総合センター、国際会議場などのプロジェクトを計画していた中之島3丁目にある3階建てのビル。
目の前には、中之島再開発の一環として建てられた大阪市立科学館があり、一帯ほ昔から三井村といわれてきたところでした。
関係者によると、87年10月に土地374平方メートルと3階建てのビルを手に入れた大阪市内の不動産会社は、当初三井系列の不動産会社に売る予定でした。
そこヘライト社が入ってきて結局90年8月、100億円で売却。
ライト社はその購入資金をこの土地建物や、以前記事に書きましたダンプカー突っ込み事件の大阪市都島区東野田の地上げした土地を担保に「ナショナルリース」から融資を受けました。
ここで、ライト社を地上げの前サバキに使っていた不動産会社とは、三和銀行系の東洋不動産(東洋プロパティ)でした。
三和銀行のプロジェクト開発室の幹部はこの東洋不動産(東洋プロパティ)の紹介で、ライト社を使うようになりました。
それは、開発物件をナショナルリースに持ち込み融資をセットさせる、というやり方だったのです。
従業員数名の小さな不動産会社になぜ、世界の松下系ノンバンクが巨額のカネを出していたのか・・というからくりは、三和銀行が裏で糸を操っていたのです。
その他にも暴力団・解放同盟なども絡んでいました。
(次号につづく)
地上げのやり方教えます!旧三和銀行(東洋プロパティ)ライトプランニング事件1
地上げのやり方教えます 大阪府警 大阪市計画局 ライトプランニング事件2
地上げのやり方教えます 三和銀行 阪急電鉄 ライトプランニング事件3